blog/2012-06-07
陰陽道の未来
私は、陰陽道の本流とも呼ぶべき「天社土御門神社本庁」から
教師職の補命を受け免許を受けました階位名は「大允」(たいいん)
この階位は飛鳥時代に設けられた「陰陽寮」における役職名です。
現在、「天社土御門神社本庁」の教師職の最高位を現します。
この教師職にある以上「暦」を編纂、世に出し、強勢拡大に努め
1300年以上続く伝統を後世に伝えてゆかなければなりません。
「暦」は、当初「賀茂家」によって継承され、のちに「安倍家」に
よって、統合管理されました。その後安倍家は、安倍有宣の世より
「土御門家」の家名呼称を使い、現在までも脈々と陰陽道の本流を
継承しております。
「陰陽師」という役職は、明治期に陰陽寮の解体に伴い、廃止され
現存致しません。従って、現在「陰陽師」と自称している人々は、
「土御門神社本庁」及び土御門家とは何のかかわりも持たない単な
る「自称者」であり、陰陽道とは縁も所縁もない人物の集まりなの
です。世の中にはこのような亜流者を見て「本物」として、おもしろ
おかしく、物語る人物が後を絶ちません。
しかし、一方でこれを利用した自称「陰陽師」たちも大量に発生し
利益手段としていたことも確かです。
私は、今一度「陰陽道源流」を継承しつつ現代社会に適応した新し
い「暦」を世に広め、今一度、宇宙自然一体になった社会の構築に
努めたいと決意しています。
そのためにも、神社施設の再建、修復に皆様のご協力をお願い申し
上げる次第です。
そして、「現代陰陽寮」を再建し、本当の「陰陽師」養成を目指し
尽力させて頂きたいと存じます。
奇を衒わず、ただ愚直に「暦」の編纂者として、宇宙大自然と人
間の共生に役立てれば本望です。
「陰陽 自然塾」がその一端であることは、言うまでもありません。